みなさん、こんにちは♡
10月半ばに入り、台風が過ぎ去った直後から急に寒くなったので、衣替えもお布団の入れ替えも大変‼
なかなかゆっくりと秋を感じる事が出来ない毎日ですが皆さんはいかがですか?
さて、今日は口臭のお話の2回目です。
前回は生理的口臭についてのお話と対策についてお話させて頂きました。
今回は病的口臭についてのお話です。
病的口臭の原因は、①歯周病によるもの②重度の虫歯③唾液腺の低下④肝臓疾患などの全身に由来するものを病的口臭と分類します。
これらの口臭の大部分は歯周病によるもので特に強力な歯周病菌が産生するメチルメルカプタンという臭気物質が原因です。
この歯周病菌が原因で起こる口臭を強く感じるという事は、お口の中に歯周病菌が沢山住んでいるって事なのです。
また困った事にこのメチルメルカプタンは歯周組織の破壊を進行させてしまいます。
では、どのような対策が必要になってくるのでしょうか?
歯周病菌は歯ブラシでは届かない歯周ポケットと呼ばれる隙間に住んでいるので、歯医者さんに行って歯周病治療を行う事が大切です。
歯周病治療を行う事で歯周病菌の数が減少するので、結果、口臭を減らす事が出来るのです。一度、歯周病治療を行なっても毎日使うお口ですから、知らず知らずのうちに歯周ポケットに歯周病菌が増えてきます。そうなれば再び口臭が強くなってきますので、定期的なメインテナンスが大切になってきます。
もう一つの口臭の原因として重度の虫歯が挙げられますが、この原因は虫歯が進行する時に発生する酸と、進行した虫歯により歯に大きな穴があいた為、食べかすが詰まり、その分解臭と混じり起こります。
対策としては、きちんと虫歯治療を行う事が大切です。
また肝臓疾患などの全身に由来するものが原因で起こる口臭は硫化ジメチルという臭気物質が発生します。この硫化ジメチルは一般にお口の中が生ゴミのような臭いがすると言われています。
歯科では内科的な対応が出来ない為、内科などの病院で診てもらう事が大切です。
他にも本当は口臭なんて無いのに、自分に口臭があると思い込む精神的なものや、口臭恐怖症などもあります。
これらも歯科だけの対応ではなく、内科などの病院で診てもらう事が大切です。
色々と口臭についてお話させていただきましたが、口臭の原因の大部分はお口の中が原因となるものがほとんどです。
口臭を気にされてる方、またそうでない方も、定期的なお口の中のお手入れはとても大切な事なので、歯医者さんでケアしてもらう事をオススメします♡
みなさん、こんにちは。
9月に入り暦では秋だというのに、まだまだ暑い日が続きますね。湿気も多く汗で体もベッタリと不快‥‥。せめてお口の中だけでもスッキリ♡と思いブラッシングをしても、何だかお口の中のにおいが気になるなぁ。なんてことはありませんか?においの原因について、2回に分けてお話ししようと思います。
口臭は、大きく分けると生理的口臭と病的口臭に分かれます。今回はそのうちの1つ、生理的口臭について詳しくお話しします。
生理的口臭とは、①口腔清掃不良によるもの②寝起きに感じられるもの③空腹時に感じられるもの④緊張やストレスからくるもの⑤加齢からくるものetc‥すべてを合わせて生理的口臭と言います。ではなぜ、それらが口臭として感じられるのでしょうか?
生理的口臭の発生源は、口腔内に棲息する細菌が産生する硫化水素というガスで、口腔内の多くの種類が産生する事で知られています。
口腔内が不衛生だと、細菌の数が増加し、硫化水素の量も増加する為に口臭をきつく感じるようになります。
寝起きや空腹時、緊張やストレスを感じる時、加齢で感じられる口臭は唾液の分泌量が減少することが原因でおこります。
唾液には、殺菌作用や洗浄作用などの働きがあります。唾液の分泌量が減少すると口腔内が乾燥します。
乾燥すると、殺菌作用や洗浄作用の働きが悪くなり、口腔内の細菌が繁殖しやすくなるため、硫化水素の量も増加し口臭がきつく感じられるようになります。
では生理的口臭への対応はどうすればいいのでしょうか?
細菌のすみかになっているプラークを歯ブラシ、フロス、歯間ブラシなどを使いしっかりと取り除く。
舌の上についてるプラーク(舌苔)は舌ブラシで磨く。
唾液分泌量の増加の為に十分な水分補給をする、よく噛んで唾液分泌量を促す、唾液マッサージをする、水分をとって口の中を潤す時間を増やす、などで対応していきます。
プラークの取り方、舌ブラシの使い方、唾液マッサージの仕方など、それぞれのお口の状態に合わせてのお話しになりますので、気になる方は一度来院してご相談下さいね♡
次回は病的口臭についてお話ししますので、お楽しみにo(^▽^)o