インプラント治療は、歯がなくなったところの歯根にあたる部分に人工の歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。
あごの骨にしっかりと固定されるインプラント治療なら、まるで自分の歯のように食事をすることができます。また、見た目も自分の歯のように自然に仕上げることができるので、人前でも口元を気にせず、食事や会話を楽しむことができます。インプラント治療で日常の楽しさを取り戻してみませんか。
インプラント治療には十分な顎の骨が必要です。歯周病などで骨が薄くなってしまった場合は次の様な外科処置が必要です。
日本では60~70種類以上のインプラントがありますが、当院では、 世界NO,1シェアのスウェーデンのノーベルバイオケア社インプラントを使用しています。
歯肉と顎の骨の間に膜を張ってスペースを作り、そこに骨補填剤や自家骨を入れて骨を太く再生する方法です。
- 点線の箇所が骨がインプラント治療をするのに骨が足りない所です。
- 骨補填材(こつほてんざい)や自家骨を入れてずれないようにメンブレンで固定します。
- この様に十分な骨が出来上がるまで3~6カ月ほどかかります。
上顎に行う骨再生療法で、「上顎洞底拳上術」ともいいます。骨量が不足している部分で上顎洞(サイナス)を押し上げ、そこに骨補填剤や自家骨(患者さんの自身の骨)を入れて骨量を補います。サイナスリフトには以下の方法があります。
- こちらはインプラント治療をするのに十分な骨の状態のイラストです。
- ×印の部分がインプラント治療をするための骨が不足している箇所です。
- 足りない所を上顎洞を押し上げる事によって十分な骨の量をつくります。
- インプラント(人工歯根)を埋め込む穴を空け、上図の青い箇所の上顎洞を押し上げ、骨補填剤(こつほてんざい)や自家骨を入れます。そして上顎洞を押し上げる事によって十分な骨の量をつくります。オステオトームテクニックは顎の骨の厚みが一定以上ある場合に行います。
- 骨の厚みが特に薄い場合に行う術法です。側方から上顎洞を開窓し、骨補填剤や自家骨を入れます。
患者さん | 20代 男性 |
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コメント | 前歯の差し歯がとれて来院されました。残念ながら保存不可能な状態だったので、両隣の歯を削ってブリッジにするか、取り外しの入れ歯になるところでしたが、固定性の歯で削りたくないとの事だったので、インプラントで、治療することになりました。すぐに抜歯するのではなく、骨を保存する為に矯正的挺出(歯を引っ張り出す事)を約2ヶ月間行い、抜歯と同時にインプラントを埋入して審美性を考慮して、土台も歯もオールセラミックで治療してます。色調も周りに調和し差し歯特有の歯茎の黒ずみも出る心配もありません。 |
患者さん | 60代 男性 |
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コメント | 虫歯の治療を希望し来院されました。診査の結果、歯牙破折で保存不可能な為に抜歯になりました。残ってる歯は削りたくないが、固定性の歯でしっかり物を咬めるようにしたいとの希望だったので、2本のインプラントで治療しています。 |
患者さん | 50代 男性 |
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コメント | 咀嚼障害で来院されました。以前に下の奥歯に入れ歯を使用していたが、カタカタ動いて痛くて咬めなかったので、奥歯でしっかり咬みたいとの希望だったので、治療計画を話し合った結果、歯のない部分には2本のインプラント、手前の銀歯も気になるという事なので審美性と機能性を併せ持つメタルボンド(内面を貴金属で裏打ちしてその周りをセラミックで覆う被せ物)で治療しています。 |
患者さん | 60代 女性 |
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コメント | 虫歯の治療を希望して来院されました。治療計画を話し合った結果、欠損部をインプラントで、手前の歯はセラミックインレー、奥の歯は保険適応のプラスチック樹脂で治療しています。 |
患者さん | 60代 女性 |
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コメント | 全体的な治療を希望して来院されました。治療計画を話し合った結果、右下の保存不可能な歯を一本抜歯し、右下に2本インプラントを埋入し、左下に3本のメタルボンドにて治療しています。 |
患者さん | 40代 女性 |
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コメント | 虫歯の治療を希望して来院されました。治療計画を話し合った結果、右下の欠損部はインプラントで左下の銀歯はメタルボンドで残りの銀の詰め物は保険適応のプラスチック樹脂で治療しています。 |